週末ソロキャンプ入門これだけ揃えればOK!【実践編】

週末ソロキャンプ入門これだけ揃えればOK!【実践編】

週末ソロキャンプ入門これだけ揃えればOK!【実践編】

新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮しながら楽しめる、注目のソロキャンプ。このシリーズでは3回に渡って基礎知識を紹介していきます。今回の【実践編】では、キャンプの場所選びや準備、自然との付き合い方など、キャンプ当日の楽しみ方を紹介します。

自然と道具、それから自分と向き合うソロキャンプ

キャンプには従来、家族や仲間と一緒に役割分担をして楽しむというイメージがありました。しかし、ここ数年注目されている「ソロキャンプ」は全く別のもの。みんなと楽しむキャンプとは違う魅力がソロキャンプにはあります。

そんな魅力にとりつかれ、今ではキャンプコーディネイターとしてソロ向けテントの開発などをしている私、こいしゆうかが今回の実践編についてお話しします!

キャンプ場の選び方と事前に準備しておくこと

キャンプ場の選び方と事前に準備しておくこと

「一人でのんびり自然を満喫したい」という気持ちが強いほど難しいのが「キャンプ場選び」です。そこで、まずキャンプ場の選び方を紹介。事前準備についても解説するので、参考にしてみてくださいね。

おすすめのキャンプ場は川の近く

密にならずに楽しめるアクティビティとして、キャンプの人気は急上昇中。平日はまだしも土日は、キャンプ場はどこもいっぱいなことがあります。では、どんな場所を選べば良いのでしょうか? 

あまり人がいないと不安な人であれば、賑やかなキャンプ場でも良いのかもしれません。ただ、賑やかなグループなどに挟まれてしまったときは、周りの音が気になってしまってのんびり焚き火を楽しむことができない!なんてことはよくあります。

そこで、私がおすすめしたいのは小川のせせらぎが聞こえてくるキャンプ場です。さらに、木々が多い場所だと良いかもしれません。葉や枝によって視覚がさえぎられ、多少の音も川によってかき消されます。夜になれば、ランタンのあかりだけでほとんど周りが見えず、ストレスなく過ごすことができます。

荷物の準備はリストを見ながら

場所が決まったら、さっそく準備です。装備一式を揃えたつもりでも、案外あるのが忘れ物。ソロキャンプでは誰かに物を借りることはできません。必要な道具をリストに書き出したり、一旦すべての道具を並べてチェックしたりすることが大切です。お箸など細かいものを忘れてしまう人が多いので、気をつけましょう。

なお、キャンプに必要な道具についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
「週末ソロキャンプ入門これだけ揃えればOK!【機材編】」(後日公開)

前日までに周辺情報や当日の天気の確認を

前日までにキャンプ場の周辺情報もチェックしておくのはとっても大事!スーパーから離れているキャンプ場もあるため、買い出しをする場所も先に決めておきたいところですね。

天気は晴れか曇りの日がベター。多少の雨で行うキャンプも楽しいのですが、最初はハードルが高いかも。

また、雨よりも注意したいのは風が強い日。強風だとテントがあおられ設営が難しく、ひどいときはテントが飛ばされたりポールが折れたりしてしまいます…。悪天候の際は見送る勇気も大切です。

到着したら、まずトイレの場所をチェック

キャンプ場に着いてチェックインを済ませたら、まずは自分が過ごす場所から近い水場やトイレの場所の確認を。また、テントを設営する際は、なるべく地面に大きな石がない平面を選ぶことが快適に過ごすコツです。

ランタンは明るいうちに設置しちゃいましょう!暗くなってから慌てて準備をするのは大変ですよ。さらに、ごはんの準備なども済ませておくと、ゆっくり夜を過ごせます。山や森では夕方から冷え込みますから、体が冷える前に防寒着を着込むことも忘れずに。

ソロだから、とことん集中できる

ソロだから、とことん集中できる

ソロキャンプを始めたころは、ぼんやり焚き火を見て過ごすだけでも楽しいものです。徐々に慣れてくると、時間の配分もだんだん分かってくるようになり、余裕が出てきます。

スケッチをしてみたり、普段忙しくて読めていなかった本を一気に読んだりなど、家でもできそうなことをあえて外でやってみたりもします。家だと「あれもこれも」になりがちですが、外だと持って行くものが限られるので「今日は本を読もう!」となったら、とことん集中できるのもソロキャンプの良いところです。

また、気まぐれにキャンプ場周りの観光地を歩いたり、近くの山にハイキングをしたりなど自分がしたいこと、行きたいところに自由に行けるのもソロならではの楽しみ方だと思います。

行きたいところに自由に行けるのもソロならではの楽しみ方だと思います

寝る前に後片付けを済ましておけば朝の撤収が楽チン

後片付けは、慣れれば1時間弱ほどで終わります。しかし最初は余裕を持って2時間ほど見ておくと良いでしょう。一般的なキャンプ場には滞在できる刻限があるため、「チェックアウトまで時間がないよ…!」と慌てて撤収することもなくなります。

夜寝る前に食べ残しを片付けたり、お皿などもまとめておいたりすれば、翌日の片付けが楽チン!特に食べ残しは動物が寄ってくる場合もあるので、しっかり処理しておきたいところです。キャンプ場によっては生ゴミを捨てられるところもあるので、それぞれのキャンプ場の指示に従って処理してくださいね。持ち帰りの場合は密封袋に入れると匂い漏れなどもありません。

寝る前に後片付けを済ましておけば朝の撤収が楽チン

朝露で濡れたテントは、しっかり拭いてから片付けを。椅子やテーブルについた泥もよく落としましょう。お皿類は家で綺麗に洗うのであればキッチンペーパーでさっと汚れを拭き取り、あとは保存袋などに入れて持ち帰るのも良いです。共同の炊事場をあまり汚さないように。

撤収は最後まで油断禁物。案外小さな落とし物などがあるかもしれません。ゴミを拾いがてら、来た時よりもきれいにして帰ることを心がけましょう。次の人も気持ちよくキャンプできるように!が基本です。

初めてソロキャンプに行ったときの達成感

初めてソロキャンプに行ったときの達成感

最後に、私が初めてソロキャンプに行ったときのことを紹介します。

真冬の千葉県。昼間はよく晴れ気持ちがいい天気だったのですが、夜になると、放射冷却により氷点下並の寒さ!たった一人のキャンプの夜は想像以上に寒かったのを覚えています。(その時は、あまり道具も揃っていなくて寒さ対策ができていなかったのも原因でした)

しかしなんとか一晩を過ごし、朝の光を浴びながらシュラフ(寝袋)からやっとのことで体を出し、お湯を沸かしてラーメンを作りました。ラーメンと朝の光で、体がじんわりあったまっていくのを感じました。

夜の寒さが信じられないくらいのポカポカな小春日和の中、草原に寝っ転がってお昼寝をした幸せな時間が今でも忘れられません。あれほど心から太陽のありがたさを感じたのは人生で初めて!

これを聞くと、ただ寒そうなだけで何が楽しいのかって思う人もいるかもしれないですね(笑)

キャンプを始めたばかりの人にとってソロキャンプは、最初は右も左も分からないことだらけなので少しハードルが高いものかもしれません。いつも誰かとキャンプに行っている人は、例えば、焚き火の着火は同伴者に任せていて自分でやったことがなかった!なんてこともあるかも。

一方で、一人でテントを設営し、ご飯を作り、焚き火をつけて、その充実感や達成感は、ソロキャンプだからこそ得られるものだと思います。また、自然と1対1で向き合うと感覚が研ぎ澄まされ、誰かと過ごすキャンプよりもずっと自然が近くに感じられると私は思います。

今回はソロキャンプの現地での楽しみ方を紹介しましたが、ほかにもビギナーが最低限用意しておくべき機材やソロキャンプで簡単にできるレシピについて取りあげた記事もありますので、ぜひ読んでみてください。

週末ソロキャンプ入門これだけ揃えればOK!【機材編】 (後日公開)
週末ソロキャンプ入門これだけ揃えればOK!【レシピ編】

ライタープロフィール
こいしゆうか
こいしゆうか
イラストレーター・エッセイ漫画家・キャンプコーディネイター。主な書籍に『そうだ、キャンプいこう!』(standards)『カメラはじめます!』(サンクチュアリ出版)など。難しいことを分かりやすく親しみのある漫画で表現。「ランドネ」「ジモコロ」などWebメディアでも連載中。キャンプコーディネイターとしては、2009年から女性が自立してキャンプをする「女子キャンプ」を提唱。女性目線のキャンプスタイルの提案、オリジナルテント「PANDA」のデザインなど手がける。

こいしゆうかの記事一覧はこちら

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