マンションでも楽しめる最新の電子楽器。テクノロジーでもっと音楽を楽しもう

マンションでも楽しめる最新の電子楽器。テクノロジーでもっと音楽を楽しもう

マンションでも楽しめる最新の電子楽器。テクノロジーでもっと音楽を楽しもう

趣味や習い事として高い人気の楽器ですが、演奏するとなると、騒音や場所といった懸念は避けられません。そこで注目されている楽器が「電子楽器」です。騒音への配慮はもちろん、新たな楽しみ方も拡がる電子楽器、その進化を覗いてみましょう。

騒音・場所の問題を一気に解決「電子楽器の進化」

楽器には様々な種類がありますが、大半は音量調整ができない、あるいは難しいものばかり。どれだけ美しい演奏でも、時間や場所、相手の受け止め方によっては“騒音”になりかねません。また、楽器によってはグランドピアノのように大きく、演奏するスペースが限られてしまうものもあります。

そのため、「自宅での楽器演奏はハードルが高い」と捉えている方が多いと思いますが、実は、電子楽器の進化によって状況は変わりつつあるのです。

音量はジェット機と同じ?デジタル技術で音量問題を解決

音量はジェット機と同じ?デジタル技術で音量問題を解決

どのくらいの音量を騒音と感じるかは、個人差や環境、時間帯によっても異なりますが、騒音の法的基準は、環境省が「環境基本法」に基づき、「騒音に係る環境基準について」で定めています。それによると、住居地域では、昼間55デシベル以下、夜間45デシベル以下を守ることとなっています。

50デシベルの音量を身近な生活音で例えると、静かな事務所のなかや小さな声。70デシベルの音量は、騒々しい事務所のなかや大きな声。80デシベルはパチンコ店やゲームセンターなどが当てはまります。

一方で、楽器の音は、クラシックギターやバイオリンで約80~90デシベル、ピアノで約90~110デシベル、サックスやトランペットなどの管楽器になると約110~120デシベルです。なんと、110~120デシベルは、自動車のクラクションやジェット機のエンジン音と同等とのこと!

数値からも楽器を自宅で演奏する際は音量への配慮が大切だと分かります。とはいえ、従来の楽器は振動によって音を奏でていたため、音量調節が難しいとされていました。一方で、デジタル技術によって音を奏でる電子楽器であれば音量の調整が可能です。また、ヘッドホンを楽器に接続すれば、周囲への音を気にせず、自分の世界で好きな演奏を楽しむこともできます。

楽器の一部を切り取ったような形状や、組み立て式も登場

電子楽器は、小型化・軽量化されたものが多いため、スペースの問題もクリアできます。例えば、最新の電子ピアノは奥行きが約23センチメートルというものもあり、グランドピアノと比較するとはるかに小型化しています。

まるでギターのネック部分だけを残したような形状の電子弦楽器や、サックスの奏法を再現して小型コントローラー化した電子吹奏楽器なども登場しており、置き場所にも困りません。また、大きな打楽器などは組み立て式のものも増えていて、最近では、カバンに入れて持ち運べるような電子ドラムも登場しています。

従来の楽器の音に近しい音を奏で、さらなる機能も搭載!

騒音やスペースの問題を解決してくれる電子楽器。「おもちゃみたいな音じゃないの?」「生楽器の音色で演奏したい」と思う方もいるかもしれません。

しかし、最近の電子楽器は、生楽器のような弦の共鳴音にこだわったり、アコースティックな深みのある響きを再現したりと、そのクオリティが進化しています。

また、メトロノーム機能が搭載されていたり、一台で複数の楽器の音が出せたり、インターネットと接続して楽しめるものも。そのため、従来の楽器とはまた違った楽しみ方ができるのです。

従来の楽器の音に近しい音を奏で、さらなる機能も搭載!

電子楽器の飛躍のカギ

ご紹介してきた電子楽器の歴史は、100年も前にさかのぼり、始まりは1920年。その歴史のなかで、最も大きな技術革新と言われているのがMIDI(Musical Instrument Digital Interface)です。MIDIとは、1983年に提唱された、メーカーを越えて電子楽器同士をつなぐインターフェース規格のこと。デジタル音楽の共通フォーマットとなるMIDIの登場によって、パソコンと電子楽器をつなぐことが容易となり、電子音楽の可能性がさらに拡がりました。

デジタルで拡がる電子楽器の可能性

デジタルで拡がる電子楽器の可能性

電子楽器は、デジタル音をただ奏でるだけのものから、生楽器さながらの演奏を自由に楽しめるものへと日々進化しています。ここでは、デジタルで進化する最新の電子楽器をご紹介していきましょう。

音響テクノロジーが詰まったワイヤレスギター用ヘッドホン

エレキギターの場合、アンプに接続して音を出しますが、満足のいく音量を自宅で鳴らすことは一般的には難しいものです。ヘッドホンを使用して楽しむこともできますが、耳元でダイレクトに再生されるサウンドでは、ヘッドホンなしで弾いたときの臨場感が得られないことが長年のネックでした。

そこでギタリストから注目を集めているのが、ギターアンプとエフェクター機能を搭載し、立体音響テクノロジーで臨場感のあるリアルな音を再現した、ギター用ヘッドホンです。ステージ上で演奏しているかのように、背後アンプから音が聞こえてくる音場モード、スタジオ内で鳴らしているかのような音場モードなど、演奏環境までもが選べる優れものです。

また、ワイヤレスで演奏の妨げになることもなく、アンプやエフェクターのカスタムも可能。さらに、スマートフォンとの接続により、好きな楽曲の再生やセッションが可能になっています。

伝統と最新技術の融合によって誕生した電子和太鼓

日本古来の伝統的な打楽器である和太鼓も、電子楽器として登場しています。和太鼓は、祭りや伝統芸能など、日本の文化にも大きく関わってきた楽器であり、最近では、和太鼓を用いたパフォーマンスも人気です。

趣味としてもじわじわと人気が高まっていますが、音の大きさや持ち運びのしにくさなど、気軽に演奏できないデメリットがありました。和太鼓の演奏人口は100万人以上いるといわれていますが、大きな音や置き場所の問題から、自身で所有している方はほんの一握り。

しかし、そんな和太鼓も今は、ヘッドホンなどにつないで個人が自宅で練習できる身近な楽器へと進化しています。小型・軽量化され、さらに分解できるものもあり、置き場所を選ばず、電車等での移動の際にも便利です。また、メンテナンスのし易さや様々な太鼓の音色を搭載していることも電子和太鼓の醍醐味といえるでしょう。

演奏のハードルを下げ、自由度が上がった電子管楽器

演奏のハードルを下げ、自由度が上がった電子管楽器

管楽器も、電子楽器となったことで、音量調整やヘッドホンによる騒音問題の解決、小型化などによる持ち運び・スペース問題の解決だけでなく、演奏行為自体のハードルが下がっています。

例えば、サックスやクラリネットといった木管楽器は、リードと呼ばれる振動体をマウスピースに取り付け、息を吹き込んで震わせることで音を発します。トランペットなどの金管楽器は、息を吹き込みながらリードではなく唇を震わせて音を出します。両方とも、コツを掴むまでに練習が必要で、音が出しにくいという特徴がありました。

一方、デジタル化されたサックスやトランペットの場合、息を吹き込むだけで簡単に音が出るので、初心者でもトライしやすいというメリットがあげられます。このほか、音色の変更や専用アプリによるカスタマイズなど、電子楽器ならではの楽しみ方も増えています。

テクノロジーで拡がっていく音楽のフィールド

テクノロジーで拡がっていく音楽のフィールド

楽器のデジタル化が進んだことで、楽器はより身近なものとなりつつあります。さらに、電子楽器による楽曲制作においては、40種類以上のシンセサイザーとドラムマシンを搭載し、仮想空間を現実のように体験できるVR化されたソフトフェアも話題となりました。

VR化が実現すれば、ゴーグル一つで自宅がスタジオに早変わり。まるで実際にスタジオにいるかのような感覚で楽曲制作が楽しめるかもしれません。こちらは、まだ開発段階ですが、パソコンにつないだモニター画面の中での楽曲制作から、また一つ進化した未来が訪れようとしているのです。

新しい音楽の楽しみ方を

一人での演奏はもちろん、動画やオンラインを活用したセッションなども盛り上がりを見せ、音楽の楽しみ方も多様化しています。離れた場所でも、同じ空間で一緒に演奏しているかのように楽しめるのは、リモートがあたり前となりつつある今の状況にもマッチしているでしょう。

ますます人気が高まっていくと思われる電子楽器。騒音が心配で楽器の演奏に二の足を踏んでいた方も、自宅で楽しめる趣味を探している方も、最新電子楽器で新しい音楽の楽しみを探してみませんか?音楽は心を豊かにし、ストレス発散効果も期待できます。音楽を趣味にすることで、日常の楽しみを増やせるかもしれません。

ライタープロフィール
藤岡 亜弥
藤岡 亜弥
コラム記事やセールスライティングなどを中心に、フリーライターとして活動中。どんな人にも読みやすく、飽きない文章にできるよう、読者の顔を思い浮かべながら、日々パソコンに向かっています。

藤岡 亜弥の記事一覧はこちら

RECOMMEND
オススメ情報

RANKING
ランキング