睡眠環境を整える。投資すべき快眠アイテム

睡眠環境を整える。投資すべき快眠アイテム

睡眠環境を整える。投資すべき快眠アイテム

健康的な生活には、良い食事と適度な運動。そして、健康意識の高い人は「睡眠」を大切にしています。そこで今回は、睡眠環境への投資についてまとめました。忙しいと疎かにしがちですが、自宅時間が増えるいまだからこそ、睡眠環境を見直してみませんか?

あなたは大丈夫?「睡眠」における様々な問題

あなたは大丈夫?「睡眠」における様々な問題

皆さんは、「自分はよく眠れている」と、自信を持っていえますか? 「睡眠」がきちんと行われないと、日常生活に支障をきたすことが多いといわれます。

「睡眠負債」が蓄積すると瞬間的に居眠りしてしまう!?

「睡眠負債」とは、寝不足の状態が続くこと。このところ、科学雑誌やテレビでもよく取り上げられています。睡眠負債が蓄積した場合の影響について、アメリカの学会誌『Sleep』は夜勤明けの医師を対象に、画面に図形が出たらボタンを押すという単純な実験の結果、90回中3、4回も数秒間図形に反応せず、その間に瞬間的居眠り(マイクロスリープ)に落ちていると発表しました。もし、このマイクロスリープが、運転中に起こったとしたら、命に関わる重大事故につながるかもしれません。生活に重大な損害をもたらすことは、言うまでもないでしょう。

睡眠負債についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
睡眠負債とは? 健康リスクと経済への悪影響について解説

睡眠時無呼吸症候群にも要注意

気づかない間に「睡眠時無呼吸症候群」に陥っている危険性にも注意しましょう。

睡眠時の呼吸が上手くできないと、当然ながら眠りの質が低下し、しっかり寝ているはずなのに、寝不足と同じ症状に悩まされることがあります。睡眠時無呼吸症候群かも?と思った場合は、早めの受診をおすすめします。

睡眠環境への投資で快眠をめざそう

睡眠環境への投資で快眠をめざそう

部屋の環境を眠りに最適なものに

まずは、自分に合ったベッド(布団)、室温、湿度、寝室の明るさなどできるところから整えましょう。

例えば、エアコンのタイマー機能を使って、暑すぎず、寒すぎず、ちょうどいい室温・湿度に調整したり、自分が安心して眠りやすい部屋の明かりが「真っ暗」なのか、「常夜灯」を点けた明るさなのか探してみたりするのも良いでしょう。気持ち良い眠りにつくための寝室の温度は、夏が25~26度、冬が22~23度といわれています。睡眠の質を高めるために、ちょうどよいと感じる室温を意識してみましょう。

快眠アイテムやアプリなどの導入

部屋の環境を整えたら、快眠アイテムやアプリなどを導入するのもおすすめです。今注目されている快眠アイテムを3つご紹介します。

1.睡眠の質改善につながる入浴アプリ

質の高い睡眠をとる方法の1つに、「入浴」があります。入浴して体の「深部体温」を上げると、脳が「眠い」と感じやすくなるのです。最近の入浴アプリは、心身の状況に合わせて、おすすめの入浴方法や長さ(時間)、温度を案内してくれるものや、リラックス効果のある環境音やヒーリングBGMなどを多数収録しているものなどがあります。最適な入浴時間をタイマーでセットして、お好みのBGMを聞きながらゆったりと入浴することで、睡眠の質をさらに向上させることができるでしょう。

2.スウェーデン生まれのチェーンブランケット

チェーンブランケットとは、いわゆる重さのあるブランケットのこと。加圧ブランケットと呼ばれることもあります。みなさんも、不安や、そわそわした気分でなかなか眠れなかったご経験があるのではないでしょうか? 「明日は遅刻できない!」という夜に限って、なかなか眠れない人もいるでしょう。

体にチェーンブランケットをかけると、適度な負荷で体の表面が覆われ、ぎゅっと抱きしめられているような安心感があります。すぐに眠ることができない、夜中にすぐ目が覚めてしまう……こんな方はぜひ試してみてください。

3.光を使った目覚まし時計

太陽光は「目覚め」に効果的。朝の光を浴びると、体内時計がリセットされ、毎朝を快適にスタートさせることができます。これは、なんと人工の光でも代用することができます。

この効果を狙ったのが、人工の光を使った目覚まし時計。もちろん、通常のアラーム音やメロディーも流すことができ、同時にかなり明るく光ることが特徴。この光を浴びることで、まるで太陽光を浴びたときのように、スッキリとした目覚めが期待できるのです。

睡眠環境への投資ですべてのサイクルを向上!

睡眠環境への投資ですべてのサイクルを向上!

「睡眠負債」という言葉が注目され始めてからしばらく経ちましたが、思うように寝る時間を確保できない方も少なくありません。今こそ、その睡眠の質を改善するため、睡眠環境に投資してみませんか? 日中のパフォーマンス向上はもちろんのこと、ストレス軽減、健康的な生活、人間関係の向上なども期待できるはずです。

参考:
『スタンフォード式 最高の睡眠』(サンマーク出版)西野精治著
『命を縮める「睡眠負債」を解消する 科学的に正しい最速の方法』(祥伝社)白川 修一郎著

ライタープロフィール
川上 雅哉
川上 雅哉
株式会社メトリアブル所属。多数のWebメディアを中心に執筆中のフリーランスライター。情報とともに心を届ける文章をモットーに、恋愛コラムや美容コラム、ライフスタイルから不動産に至るまで多岐のジャンルに渡って執筆中。趣味は音楽、料理、お菓子作りなど。

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