スポーツサイクルの特徴

スポーツサイクルは一般的な自転車とは違い、走ることに特化した設計の自転車を指します。スピードが出やすかったり、長距離が走りやすかったりと、スポーツ感覚でサイクリングを楽しめますので、趣味性の高い自転車といえるでしょう。
サイクリングは、ランニングやウォーキングと比べて膝への負担が少ないことが分かっています。ランニングやウォーキングと比べると必要となるエネルギーは3分の1ほどですが、関節への負担が不安な体重の重い人でも安心して運動ができるためダイエットにも役立つでしょう。また、ペダルを操作することで足腰の筋肉をつかい、上半身の姿勢をキープすることで、腕、腹筋、背中の筋肉をつかうため、体全体を鍛える効果があるといわれています。
スポーツサイクルの種類

スポーツサイクルには用途に合わせて3つのタイプがあります。
1.ロードバイク
2.クロスバイク
3.マウンテンバイク
各タイプの特徴を簡単にご紹介します。「どんな用途で使うのか」によって選ぶ自転車を決めるのがおすすめです。
1.ロードバイク
ロードバイクはまさに「走るため」に作られた自転車です。少しでも速く走るために前傾姿勢の取りやすいハンドルやフレームの形状、タイヤの細さ、車体重量の軽さが特徴。そのため、本気でサイクリングを楽しみたい人向けです。逆に通勤や買い物などの日常生活に使用するには向いていません。
2.クロスバイク
クロスバイクは通勤や買い物などの日常生活から、ツーリングで長距離を走る場合まで幅広く対応。ロードバイクとマウンテンバイクの中間的存在で、最も無難なタイプといえるでしょう。
3.マウンテンバイク
マウンテンバイクはゴツゴツとした太いタイヤが特徴です。山道や野山といった舗装されていない「道無き道」を走るために設計されています。ですので、凸凹した山道を走ったり、アウトドアを楽しんだりしたい人向けのスポーツサイクルです。
スポーツサイクル購入の予算
スポーツサイクルの値段は、数万円程度から100万円程度と大きな幅があります。これほど値段が違うのは、スポーツサイクルが耐久性と車体の軽さを追求し、特別な素材や加工を必要とするためです。
スポーツサイクルにはアルミ合金やチタン合金、炭素繊維など、飛行機で使用されるような最先端の素材が使われることがあります。他にも自転車のフレーム、ホイールにカーボン素材、ペダルには超軽量アルミ合金、ギアにはチタン合金が使われたりするなど、走りやすさを徹底的に追求したパーツの質が値段の差を生みます。
初心者の場合は最初からこだわりすぎず、スタンダードなものを購入し自分がどのように走りたいかを見極めてみましょう。もちろんメーカーや車体のタイプによっても価格は異なりますが、スタンダードなスポーツサイクルなら5万円から、高くても20万円の予算感になるでしょう。
スポーツサイクルの購入と同時に買っておくと便利なものは?
スポーツサイクルを購入するにあたり、車体以外にも以下のアイテムがあると便利です。
・サイクルライト
・キックスタンド
・泥除け
・盗難防止のカギ
・専用フロアポンプ
・ヘルメット
スポーツサイクルには一般的な自転車のようなライトやキックスタンドは付いていないため、サイクルライト・キックスタンドは同時に購入すると便利です。また、スポーツサイクルの盗難も多いため盗難防止のカギは耐久性の高いものを選ぶと安心。
スポーツサイクル関連のアイテムは価格帯も機能によって異なりますので、予算に合わせて最適なアイテムを選びましょう。
スポーツサイクルの楽しみ方

スポーツサイクルを購入したら様々な場面におけるサイクリングを楽しみましょう。
通勤・通学
通勤・通学をスポーツサイクルに切り替えれば、渋滞や満員電車のストレスから解放されます。いつもの通勤・通学の時間で運動不足の解消や健康促進を実現できるだけではなく、朝から体を動かすことで気分良く一日を始められるでしょう。
日々の運動用に
前述の通り、サイクリングはペダルを操作することで足腰を使うだけでなく、上半身の姿勢をキープするために腕、腹筋、背中の筋肉も使うため、体全体を鍛える効果があるといわれています。
趣味が本格化したら競技としても楽しんでみよう
スポーツサイクルに乗り慣れてきたら、スポーツ競技として楽しんでみるのも良いでしょう。スポーツサイクルをより楽しみたい人のために、初心者でもエントリー可能な大会が各地でたくさん開催されています。
大半の初心者向け大会は高低差が少なく、距離も短いコースですので気軽に参加することができます。大会には、地元のグルメや綺麗な景色が楽しめるロングライド型、スピードを競い合うレース型があります。
初心者が大会に出る上でおさえたい条件
以下の条件から、自分の実力に合った無理のないコースを選ぶと良いでしょう。
● いままでに走行した最長距離
● 坂道や峠を走った経験の有無
● 普段、平地を走る速度
最初からハードルの高い大会に参加して、すぐに挫折するのでは本末転倒です。また、大会には申込期間があり参加費も必要ですので、前もってチェックしておきましょう。
まとめ
通勤通学などの実用としても、趣味としても取り入れやすいサイクリング。体を動かす習慣を持ちたいと考えている人は、一度専門店で実物を見てみましょう。良いスポーツサイクルに出会えれば、暮らしや余暇が大きく変わるかもしれません。
ライタープロフィール

WEBライター。『想いを言葉に』をモットーにWEBマーケティング、金融、IT、BtoB、コラム記事、などセールスコピーライティングからSEOに特化した記事を執筆。Udemyベストセラー講師としても活動中。趣味は楽器演奏と筋トレ。
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