おうち時間が増えたからこそ見直したいネット環境!通信速度改善チェックポイント

おうち時間が増えたからこそ見直したいネット環境!通信速度改善チェックポイント

おうち時間が増えたからこそ見直したいネット環境!通信速度改善チェックポイント

おうち時間が増えたいま、平日在宅勤務中のオンライン会議や、休日に動画視聴やオンラインゲームなどをする機会も増えインターネットの通信速度が気になっていませんか?契約内容や使用機器などを見直せば、画面表示までの待ち時間を解消できるかもしれません。

ネット環境見直しのチェックポイント、改善策

ネット環境見直しのチェックポイント、改善策

回線速度を改善する方法には、プロバイダーとの「契約の見直し」とルーターなどの「機器の見直し」の2つがあげられます。

ネット環境見直しのチェックポイント、改善策

まず、プロバイダー契約をチェックしてみましょう。プロバイダーとは、一般的にインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)のことを指し、自宅に引かれる回線をインターネットにつなげる役割を担う接続事業者のことです。

ネットを利用する際は、回線を使用する契約に加え、このプロバイダーと契約する必要があります。回線事業者とプロバイダーは役割が分かれていますが、現在では「○○光」というような名称で、両方を提供する一括サービスが主流です。

インターネットを使用できているのであれば、既にこのプロバイダーとは契約済みということですが、多くの場合、回線速度によって契約内容や金額が異なります。回線速度は1秒あたりに送信できる通信容量として表され、GbpsやMbpsといった単位で表記されます。1bps=1ビット/秒です。

通信速度の遅い契約になっていると、いくら機器や回線が良くても、その能力を発揮できません。まずはプロバイダーとの契約内容にある回線速度を確認することがファーストステップでしょう。

1Gbpsなど回線速度が出る契約になっているか

目安となるのは、契約している回線速度が「1Gbps以上かどうか」です。1Gbps=1,000Mbpsで、Webサイトの閲覧であれば、クリックやタップとほぼ同時にページを見ることができます。4Kの動画視聴や、もっとも通信速度が必要とされるオンラインゲームでも、1Gbps以上であれば理論上快適に楽しむことができます。

契約している回線速度を確認した時、例えば500Mbpsであれば1Gbpsの半分、200Mbpsであれば1Gbpsの1/5の速度ということになります。

ただし、1Gbps以上の契約であっても、「最大○Gbps」などと表されることに注意が必要です。これは、常時1Gbpsで通信できるわけではなく、時間帯や回線を使用している人数などによって通信速度が左右されることを意味します。平均すると400Mbps前後というケースも多いでしょう。最大速度が遅い契約であれば、平均速度も下がっていきます。

平均400Mbps程度でも、4K動画視聴に必要な速度は20Mbps程度であることを考えると、十分快適に楽しめます。速度が遅い場合は、速い契約に変更する、プロバイダー自体を見直すといった選択が考えられるでしょう。

プロバイダーが最新の通信規格に対応している 

プロバイダーが、「IPv6」など最新の通信規格に対応しているかどうか確認しましょう。IPv6とは「インターネット プロトコル バージョン6」の略で、簡単にいうと「インターネットへのつなぎ方」の呼び名です。以前はIPv4という規格が使用されていましたが、世界のネット人口の増加により振り分けられるアドレスが足りなくなり、IPv6という新たな規格が普及しました。

規格の変化に伴い、インターネット上での送受信方式も変わり、以前より回線の品質が良くなっています。

ルーター、LANケーブルが最新規格に対応しているか

ルーターとは、回線をパソコンやタブレット端末などにつなげる際に必要な機器です。このルーターにLANケーブルを接続するか、Wi-Fiを飛ばしてインターネットに接続します。このルーターやLANケーブルが最新規格かどうかチェックしましょう。

ごく最近にプロバイダーと契約したのであれば、プロバイダーから最新のルーターや、ルーター機能つきのONU(光回線終端装置)がリースされることがほとんどです。しかし、10年以上前にプロバイダーと契約してそのままのルーターを使っていたり、古い市販のルーターを買って使ったりしている場合、最新規格に対応していないかもしれません。

LANケーブルが最新のものかどうかをチェック

最近プロバイダーを契約したばかりで、最大速度1Gps以上、ルーターも最新のものであるにもかかわらず回線速度が遅いのであれば、LANケーブルを確認しましょう。
見た目には分かりにくいですが、LANケーブルにも「カテゴリー」と呼ばれる規格があります。このカテゴリーは「CAT5e」や「CAT6」といった表記で区分けされており、数字が大きいほど伝達速度が速くなります。例えば、CAT7のLANケーブルの最大通信速度は10Gbpsですが、CAT3であれば、1000分の1の10Mbpsという速度でしか通信できません。現在では「CAT5」「CAT5e」「CAT6」「CAT6A(6e)」「CAT7」「CAT7A」などの種類があります。
動画視聴がメインならCAT6、オンラインゲームを楽しむのであればCAT7のものを用意すると良いでしょう。

無線から有線に変える

無線のWi-Fi接続はケーブルが必要ないため取り扱いやすいのですが、LANケーブルを使用した有線接続に比べると、接続が不安定になります。

Wi-Fi接続は障害物に弱く、壁や家具、扉などに遮られると回線速度が落ちてしまいます。さらに、多くの機器を同じWi-Fiネットワークに接続すると回線速度が落ち、不安定になる場合があります。

一方、有線接続は障害物などに影響されないため、比較的安定しています。可能であれば、Wi-Fi接続(無線)からLANケーブル接続(有線)に変更してみましょう。

中継機を購入する

戸建ての自宅でWi-Fi接続を利用する場合、ルーターのある場所から離れている部屋では壁や家具に遮られて接続が不安定になりがち。そこで役立つのが中継機です。

中継機は、家具や壁などに遮られてしまう前にWi-Fiの電波をキャッチし、再発信することにより回線速度を安定させる装置です。導入や使用も簡単で、面倒な設定も必要ありません。部屋によってWi-Fi接続環境に偏りがあるという場合は、中継機の購入を検討してみてはいかがでしょう。

ネット環境を一つずつ確認して快適なおうち時間を!

ネット環境を一つずつ確認して快適なおうち時間を!

インターネットが普及して以降、送受信されるデータ量は年々増大し、通信の規格や機器、ケーブルなども常に新しくなっています。以前の契約・機器・ケーブルをそのままにしているという方は、改善できるポイントがないかチェックしてみてください。回線速度が遅いことによる待機時間が減れば、より快適なおうち時間を過ごせるでしょう。

ライタープロフィール
"川上 雅哉
川上 雅哉
多数のWebメディアを中心に執筆中のフリーランスライター。情報とともに心を届ける文章をモットーに、恋愛コラムや美容コラム、ライフスタイルから不動産に至るまで多岐のジャンルに渡って執筆中。趣味は音楽、料理、お菓子作りなど。

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