「平和の象徴」として知られるオリーブ。オリーブオイルなど「口に入れるもの」というイメージが強いと思いますが、オリーブの木はインテリアとしても用いられます。おしゃれな観葉植物として人気が高まるオリーブの木を育てる魅力と楽しみ方を紹介します。

オリーブの種類を知っておこう

オリーブの歴史は古く、紀元前3000年ごろまでさかのぼるといわれます。スペインなどの地中海地方の沿岸で多く見られるほか、世界中で数千種類の品種があるといわれています。日本には60種類ほどが導入され、園芸用として売られている主なものだけでも、数十種類ほどあるとされています。

「自宅でオリーブの木を育ててオリーブを収穫したい!」という方に気をつけていただきたいことがあります。それは、ほとんどのオリーブの品種は自家結実性が低く、同一品種では結実しないということ。そうした品種から実をとりたい場合は、複数の品種を一緒に育てて交配する必要があります。

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日本でよく育てられているのは「ミッション」という品種です。ピクルス、オリーブオイルの搾油用となる品種で、自家受粉できるため、1種類でも結実することができます。直立性で姿形が良いのも人気のポイントです。

また、「マンザニロ」という品種も、世界中で栽培されており人気です。葉が密に茂るので、樹形がコンパクトなのが特徴。日本の住宅事情ともマッチしますね。「マンザニロ」とはスペイン語で「小さなりんご」という意味です。かわいらしいなまえに、愛着もわくのではないでしょうか。

【参考】
トロピカルフルーツネット 「オリーブの育て方(外部サイト)」

「オリーブ茶」に健康効果?!

オリーブの実やオリーブ油は健康に良いというイメージがありますが、実をとるために交配させたり、油をとるために搾油したりといった工程が必要なので、自宅で育て、つくることはなかなか難しいもの。

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自宅で育てたオリーブの恵みを体内に取り入れるためには、葉を煎じて「オリーブ茶」として飲むのが簡単です。オリーブの葉はそのまま食すと独特の苦味がありますが、オリーブ茶として煎じて飲むとその苦味が気になりません。つくり方は簡単で、細く切って煎じたオリーブの葉をスプーン1杯カップに入れて、熱いお湯を注ぐだけ。これだけなら、自宅でも簡単につくれそうです。

オリーブから抽出されるエキスは健康食品にもつかわれているポピュラーなもので、抗菌作用のあるオレウロペインというポリフェノールや、カルシウム、ビタミンE、オレイン酸、エレノール酸などが含まれます。いつまでも健康でアクティブな暮らしを楽しむために、オリーブ茶を試してみてはいかがでしょうか。

オリーブが健康と幸せを守る?!

観葉植物として人気のオリーブですが、風水的にも家に飾ると良い気を運ぶとされています。オリーブの鋭くとがった葉には、風水で「邪気をはらう」効果があると考えられています。青々としてみずみずしい葉は幸せの象徴。また、成長が早くどんどん新芽が出てくるため、「再生」の象徴ともされています。

オリーブは風通しがよく日当たりの良い場所を好みます。その性質から「あなたの道を照らす」植物ともいわれます。玄関やリビングなどに飾ると、みなさんの健康と幸せを守ってくれるかもしれません。

【参考】
APEGO 「オリーブの木がもつ風水の効果とは?(外部サイト)」

人生の節目にオリーブを植えよう

さらっとした姿形がすがすがしいオリーブ。鉢植えでも育てられるので、マンション住まいでも楽しめるのがうれしいところ。ある程度育てれば、挿し木でもふやせます。誕生日や記念日に植えてみると、人生の節目の思い出につながるでしょう。

(記事提供元:株式会社イノーバ、画像提供元:株式会社アマナ)

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50代から考える これからの暮らしとおかねのはなし編集部
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