「学び」で人生に豊かな彩りを。「大人の習い事」最旬事情

「学び」で人生に豊かな彩りを。「大人の習い事」最旬事情

「学び」で人生に豊かな彩りを。「大人の習い事」最旬事情

毎日の暮らしに役立つものから、将来の夢をかなえるものまで、「大人の習い事」のラインナップが充実しています。新しいことを学ぶ楽しさも味わえる「大人の習い事」。定番人気のお稽古や注目のレッスンをご紹介していきます。

「大人の習い事」を始める人が増加中!

仕事や子育てが一段落し、自分のためにお金と時間を費やすことができるようになって、「何かを学んでみよう」と考える人は少なくありません。世界を見渡しても、「学ぶこと」への探求心と勤勉さは、日本人の大きな武器といわれているほど。大人の習い事についても、趣味として楽しむものから本格的に学べるものまで豊富に揃っています。

大人になってから習い事を始めるメリットは?

大人になってから習い事を始めるメリットは?

大人になってから習い事を始めるメリットは大きく分けて3つあります。一つは、「自分に自信が持てるようになる」というメリットです。例えば、これまで漠然とゴルフを楽しんでいた人でも、スクールに通うことで基礎から体系的に学び、思い通りのプレーができるようになることで、それまでよりゴルフに対する自信が持てるようになります。習い事を通じて“その道のプロ”に学ぶことで、自己流で実践していた域から抜け出すこともできるため、胸を張って「趣味・特技」と語ることができるようになります。

二つめのメリットは、「サードプレイスを得られる」ことです。会社や地域組織などのオフィシャルな場でもなく、家庭でもない、第三の場所「サードプレイス」。日常生活での役割から解放され、“素”の自分でいられる居心地のいい場所を持っておくのは、豊かな毎日を送るうえでは重要です。利害関係や上下関係に振り回されることなく、好きなことをして自分らしく時間を過ごせる習い事は、まさにサードプレイスとしてふさわしいといえます。

三つめとして、「生涯の仲間ができる」というメリットもあります。同じ習い事の場に集まる人たちは、年齢や置かれている環境は違っていても、目標や趣向が似ていることが多いもの。その分、親しくなりやすい傾向があります。年齢を重ね、出会いが少なくなっていくと、新たな友人を作りにくくなるものですが、習い事の場でなら自然に仲間の輪も広がりやすいのではないでしょうか。気の合う友人は、生涯の宝物といえるでしょう。

大人ならではの魅力を味わえる「和の習い事」が人気

大人ならではの魅力を味わえる「和の習い事」が人気

大人の習い事の定番人気は「和の習い事」。つまり日本文化を学ぶお稽古です。美味しいお抹茶や季節の移ろいを見事に表現した和菓子で触れる「茶道」の世界、どんな時にもその存在が生ける人と見る人の心を和ませる「華道」、嗜んでいるとちょっとしたおでかけの装いも見違えるほど美しく楽しくなる「着付け」、のし袋や芳名帳に書く時に自信が持てるようになる「書道」などは、知性と品格を高めたい大人のための習い事として近年ますます人気を誇っています。

「和の習い事」は、一見、学び始めるのに敷居の高さを感じるものですが、一度その楽しさを知ってしまうと奥深い魅力に夢中になってしまうことも珍しくありません。なぜ、そこまで和の習い事に魅力を感じるのでしょう?その理由の一つには、年齢を味方につけることができる、ということが考えられます。年齢を重ね、人生経験が豊かになるにつれ、日本文化に通底する“心”の部分をより理解でき、若い頃には感じることができなかったことも、年齢を重ねて初めて十分に享受できる感性が備わるのかもしれません。

そんな「和の習い事」は、始めるのに遅すぎる年齢がないのもいいところかもしれません。

「クリエイティブ系」の習い事にも注目!

「クリエイティブ系」の習い事にも注目!

ほかにも、最近大人の習い事として人気が高まっているのは「カメラ」や「文章の書き方」、「陶芸」といったクリエイティブ系のものです。

「カメラ」のレッスンで、クオリティの高い写真撮影の技術を身につけておくと、インスタグラムなどのSNSで注目を集めやすくなるだけでなく、旅行などの楽しみが増すといわれています。美しい写真は、その時の記憶を鮮やかにとどめておく一助となるでしょう。

また、「文章の書き方」を学び、思い通りに文章が書けるようになると、コミュニケーションの楽しさが格段に変わります。「将来、自分史をつづりたいから」という夢がきっかけで始める人も増えているそう。

「陶芸」は、作った作品をすぐに活用できるのも魅力的です。いつものお料理も、自分で作った食器に盛り付ければ充実感が増すこと間違いなし。自慢のおもてなしもできそうですね。

自分に合った習い事の「見つけ方&選び方」のコツ

自分に合った習い事の「見つけ方&選び方」のコツ

近所で開催しているワークショップやカルチャースクール、オープンカレッジや通信講座など、大人の習い事を始める方法は色々あります。ただし、いざ自分に合った習い事に挑戦しようとなると、どれにしたらいいのか迷うこともあるでしょう。

実際、「自分に合った習い事をどうやって見つけたらいいのでしょうか」「たくさんありすぎて、どの習い事を選んでいいのか分かりません」という質問が寄せられるのも事実。そこで、私がおすすめしているのは、「動機」と「様式」というキーワードを活用する次の2つの方法です。

1.「動機」から見つける

習い事を始めたいと思ったきっかけとなる自分自身の気持ちを掘り下げていくと、本音に気づくことができるケースも多いもの。「子供の頃、ピアノを習ってみたかった」「大人として恥ずかしくないよう、古典文学の教養を身につけておきたい」「いつか夢だった料理教室を開きたいから、料理の腕を磨こう」というような、習い事を始める動機になる“心の声”に耳を澄ませると、納得感のある習い事を見つけることができます。

2.「様式」から選ぶ

「全国どこでも習える『通信講座』や『習い事のマッチングサイト』にあるレッスンのなかから選ぼう」「もう一度、大学で学び直してみたいから『オープンカレッジ』の講座から選ぼう」「まずは近所のカフェでやっている『ワークショップ』で気軽に挑戦してみよう」というように、自分の生活スタイルや希望に沿った形の教わる様式で選ぶのも、無理なく始められるコツです。

まとめ

習い事を長く続けるための秘訣は3つあります。
一つめの秘訣は、「可能なら、本格的に始める前に体験レッスンで下見をする」こと。講師やほかの受講生の雰囲気となじめるかどうかを見極める意味で、重要なポイントです。
二つめは「あらかじめクリアしやすい範囲で目標を決めておく」こと。継続するモチベーションを下げないためにも、少しずつ、着実に乗り越えられるような目標設定を行いましょう。
そして三つめの秘訣は、「習い事を中断するときでも『少しおやすみをするだけ』と考える」ことです。挫折しそうになっても自分を責めず、再開しやすいようにしておくことが結果的に継続へつながります。
考え方と行動を工夫し、大人の習い事を楽しく続けましょう。

ライタープロフィール
山口 佐知子
山口 佐知子
ライター兼エディター。編集ユニット「Rock★Fish」代表。出版社勤務時代、お稽古雑誌創刊メンバーを経て独立。『日経WOMAN』や『日経TRENDY』など女性誌や生活情報誌にて、暮らし全般に関するテーマの記事を中心に手掛けている。

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