Oggi読者に聞きました!20代~30代の働く女性のお財布事情は?

Oggi読者に聞きました!20代~30代の働く女性のお財布事情は?

Oggi読者に聞きました!20代~30代の働く女性のお財布事情は?

昨今、投資に注目が集まっています。今回は小学館の『Oggi』読者である20代~30代女性のお財布事情を探るとともに、ファイナンシャルプランナーの山中伸枝さんに投資の基礎知識や投資を始める際のポイントをお聞きしました。

20代~30代女性のリアルなお財布事情をアンケート!預貯金や投資はどうしている?

まずは20代~30代の働く女性のお財布事情について、そのデータを分析してみましょう。
今回のアンケートに回答した小学館『Oggi』読者の基本データは以下のとおりです。

基本データ(30人)
年齢平均31.8歳
月収(額面)平均26.1万円
年収(額面)平均468.6万円

Q.預貯金は定期的にしていますか?

20代~30代女性のリアルなお財布事情をアンケート!預貯金や投資はどうしている?

30人中28人(約93パーセント)という高い割合で「定期的に預貯金をしている」ということが分かります。月の平均金額は54,464円であり、月収平均の20パーセント程度となります。

Q.現在の預貯金額は?

20代~30代女性のリアルなお財布事情をアンケート!預貯金や投資はどうしている?

現在の預貯金額について、最も多い層は500万円以上700万円未満でした。今回アンケートを取った方々の年収平均を超える500万円以上の預貯金がある人の割合は、60パーセントとなります。以前から継続的に預貯金をしていたということが読み取れます。

Q.預貯金以外に、投資はしていますか?

20代~30代女性のリアルなお財布事情をアンケート!預貯金や投資はどうしている?

預貯金以外に「投資」をしているかどうか聞きました。投資をしている人の割合は、定期的に預貯金をしている人の割合より少し減り、30人中22人(約73パーセント)となりました。

Q.実際に投資してみた感想はどうですか?

Oggi読者の回答を見ると、「ほったらかしにしていても銘柄を選べばきちんと増えていてびっくり」「半年ほどで18万円積み立て、直近の運用益が2万円に」など、預貯金との運用成果の違いを実感している人が多いようです。また、老後の生活のため、MBAの授業料のため…など、目的を決めて投資をしている人も多く見られました。

そもそも投資をした方が良いのはなぜ?

そもそも投資をした方が良いのはなぜなのでしょうか。将来の夢や生活の備えのためといった理由も重要なのですが、それは預貯金でも同じことがいえます。ファイナンシャルプランナーの山中伸枝さんに伺うと、「物価の上昇に負けないため」という答えが返ってきました。

預貯金では物価上昇に対応できない

預貯金では物価上昇に対応できない理由について考えてみましょう。預貯金も投資も、「お金を運用する」点は同じです。例えば、1990年頃であれば、銀行に1年間定期預金で預けるだけで5パーセント以上の金利が付き、100万円を預けた場合には万単位の利息を得ることができました。これなら物価上昇にも耐えることができましたが、現在の普通預金金利は年率0.001パーセントであり、100万円を預けても数百円の利息収入にしかなりません。

一方で、投資の場合は経済的な成長に伴った資産価値の上昇が発生します。これは今も昔も同じです。預貯金だけで考えると困ってしまう「物価の上昇」ですが、これは本来悪いことではなく、モノの価値があがり、経済活動が活発になっている証拠といえます。投資した金融商品の価格は物価の上昇や経済成長に合わせて変動するため、「物価の上昇に負けない」といういい方ができるのです。

でも、投資には「リスク」があるのでは?

預貯金の大きなメリットは「元本が減らない」ということです。現在、決して高い金利は付きませんが、預けているだけではお金が減ることがないのです。投資の場合、預貯金とは異なり「元本割れ」のリスクがあります。金融商品の価格が変動すると、購入時の金額を下回ることがあるのです。
しかし金融商品や投資方法の選び方次第では、この「投資」におけるリスクをぐっと小さくすることができます。もちろん、投資における一切のリスクを負いたくないという場合にはおすすめできません。ただし、前述した通り、預貯金では「物価上昇に対応できない」というリスクはあるわけで、結局のところリスクの種類を選択するだけの違いになるのです。

リスクを抑えて投資をするためのポイント…キーワードは長期・積立・分散

大きなリスクを抑えて投資を行うためには、「長期・積立・分散」という3つのポイントが重要です。「資金が目減りしてしまったらどうしよう?」「増えたかどうか気になってしかたがない」といった不安を抱えることなく投資を行うことができ、実際、一度に大きな資金を失ってしまうリスクが非常に少ない方法となります。

・長期…10年以上の長期で運用することにより、1年あたりのリターンが平準化され、安定する。
・積立…一度に多額の投資をするのではなく、毎月一定金額ずつを購入しタイミングを分散させることで、同じ金額であっても、価格が高いときには少ない口数を、低いときには多い口数を購入可能。そのため購入価格が平準化され、価格変動の影響を軽減できる。
・分散…特徴の異なる投資先に分散投資することにより、どれか一つの投資先に大きな変動があったとしても、全体で見れば安定しているかたちに。

投資を始めるなら、iDeCoとNISA(つみたてNISA)、個人年金保険の3つの柱で

投資の対象には様々なものがありますが、まずはiDeCoとNISAから取り組むことがおすすめです。どちらも「投資信託」を対象とした「長期・積立・分散」投資によってリスクを小さくすることができます。

投資信託とは?iDeCoとNISAの違いは?

投資信託とは、運用の専門家に複数の株式や債券などの運用を任せ、その運用の成果に応じて投資した人に配分がなされる金融商品です。専門家に任せて資金を運用することになるため、投資に詳しくない人が個人で投資するよりも効率的で成果があがりやすいといえます。とはいえ、どの金融機関の商品を選ぶか、どのようなタイミングや方法で投資するかは自分で決める必要があるため、購入時点でのリサーチは重要です。

iDeCoとNISAはこの投資信託による資金運用を活用した制度です。ただし、制度の詳細はそれぞれ異なるため、投資の目的に応じて制度を使い分ける、あるいは投資額を調整する必要があります。

1.iDeCo/個人型確定拠出年金

毎月一定額の掛金を積み立て、定期預金や投資信託などで運用した後、将来、一括あるいは分割で受け取ることができる制度。「税制メリットを受けながら老後資金を準備していきたい人」などに向いている。

・掛金(月5,000円~)は全額所得控除、運用益は非課税
・原則60歳まで引き出せない
・60歳以降に受け取る場合も税金の優遇措置あり
・企業型確定拠出年金に加入している人も2022年に加入条件緩和で原則、併用加入が可能になる

2.つみたてNISA

NISA(少額投資非課税制度)とは、運用によって得られた投資収益にかかる税金が非課税となる制度です。毎月決まったタイミングで定額を投資信託に投資するのが「つみたてNISA」であり、投資方法を問わない「一般NISA」よりも非課税期間が長い点がメリット。いつでも引き出せるため、「はっきりとは分からないが、将来大きな出費を予定している人」などに向いている。

・国民の資産形成を後押しするために創設された税制優遇制度。投資で得られた利益が最長20年間非課税
・投資額の上限は毎年40万円まで(1ヵ月3万3,000円が目安)
・商品の購入時手数料が無料。信託報酬は一定水準以下に限定
・必要なタイミングで引き出せる

個人年金保険とは?

毎月一定額の保険料を払い込み、あらかじめ決めた年齢に年金として受け取る保険を「個人年金保険」といいます。個人年金保険もお金を増やす性質を持つ商品ですが、基本的には「万が一のことがあった場合の備え」であり、保険の性質が大きいものと考えましょう。また、iDeCoやつみたてNISAのように投資先を自由に選ぶことはできず、運用も含めて保険会社に任せることになります。途中解約も可能ですが、その場合は受け取る金額が支払った保険料よりも下回ってしまうことがあるというデメリットがあります。

iDeCo、つみたてNISA、個人年金保険を上手に組み合わせよう

前述した通り、iDeCo、つみたてNISA、個人年金保険はそれぞれに特徴がありますので、ご自身のライフイベントをふまえて選ぶようにしましょう。つい「iDeCoとつみたてNISA、どちらが良いのか」と一方のみを選ばなくてはならないように考えがちですが、基本的には「どちらの制度も利用し、投資する目的に応じて投資額の配分を決める」ものと考えてみてください。

なお、個人年金保険とiDeCoは「将来(60歳あるいは自分が老後とする年齢)に備える」という同じ目的を持っています。個人年金保険は、毎月一定の保険料という形でお金を積み立て、あらかじめ決めた年齢になると年金として受け取れる保険で、契約時に将来の受取金額が見通せるというメリットがあります。ただ税制メリットとしてはiDeCoのほうが大きいため、同じ目的でこの2つを比較する場合には税制メリットの大きいiDeCoの方が有利です(月々1万円の場合、iDeCoの最大控除額は12万円、個人年金保険は4万円)。これらを考えれば、iDeCoを優先させ、余力があれば個人年金保険、という方法がベターだと考えられます。

投資は実際に行うことが「勉強」そのものに。まずは最初の一歩を

投資に興味はあるけれど、まずは少し勉強してから…と考えていませんか?それも一つの方法ではありますが、最近ではポイントを利用した投資や、100円や1,000円など少額からできる投資なども増えハードルもずいぶん低くなっていますので、勉強してから始めるより、「始めながら勉強する」のが良いのではないでしょうか。少額であっても実際に投資すれば、そのお金がどう動くのか、次はどうすべきかという興味につながり、経済が身近になり、「自分の将来やライフイベントに備える」ということがより具体的になります。
ぜひ最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。


投資信託に関するご留意事項(外部サイト)
iDeCoに関するご留意事項※ページ下部(外部サイト)
NISA・つみたてNISAに関するご留意事項※ページ下部(外部サイト)

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・本コンテンツは一般的な情報提供を目的とするものであり、お客さまに証券投資取引に関して何らの推奨・勧誘も目的とするものではありません。

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山中伸枝さん
山中伸枝さん
株式会社アセット・アドバンテージ代表取締役
心とお財布を幸せにする専門家 ファイナンシャルプランナー CFP(R)
米国オハイオ州立大学ビジネス学部卒業。「楽しい・分かりやすい・やる気になる」講演、ライフプラン相談、執筆など多数。
ライタープロフィール
未来想像WEBマガジン 編集部
未来想像WEBマガジン 編集部
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