宅トレ最前線!テクノロジーでジム並みのトレーニングを実現

宅トレ最前線!テクノロジーでジム並みのトレーニングを実現

宅トレ最前線!テクノロジーでジム並みのトレーニングを実現

最近、自宅でのトレーニング「宅トレ」の人気が高まっています。オンラインレッスンによるフィットネスの定着や、最新テクノロジーが導入されたマシンの利用など、その形も様々。自宅でのトレーニングはどこまで進化したのか、最新の宅トレ事情を追いました!

宅トレは一人で頑張る時代ではない

宅トレは一人で頑張る時代ではない

宅トレに、一人で黙々と頑張るイメージを持つ方も多いでしょう。しかし、フィットネスのオンラインレッスンや、動画共有サイトなどにおけるトレーニングコンテンツの充実といった背景もあり、宅トレは、一人で頑張るだけでなく誰かと一緒に楽しむなど、多様なトレーニング環境へと変わりつつあります。

宅トレであれば、トレーニングのたびにジムへ移動する必要がなく、大勢の人との接触も避けられるほか、それぞれの方法ごとに、以下のようなメリットがあげられます。

オンラインレッスンを利用した宅トレのメリット

リアルタイムで行うオンラインレッスンでは、トレーナーから具体的なトレーニング方法を指導してもらったり、声をかけてもらったりと、精神・技術面でのサポートを受けることができます。

ジムに行かなくても、リアルタイムでトレーナーとコミュニケーションをとれる点が、オンラインレッスンの大きなメリットと言えます。また複数人で同時にレッスンを受けるタイプであれば、仲間がいるから頑張れるといった効果も期待できるでしょう。

動画共有サイトやオンデマンドサービスを利用した宅トレのメリット

動画共有サイトやオンデマンドで公開されているレッスン用コンテンツなどを活用すれば、時間を選ばず自分の好きなタイミングで宅トレができます。その日の気分によって気軽にメニューを変えたりすることも可能です。また、トレーニング中に人の目が気になる方にも向いています。

トレーニング方法や部位別のコンテンツを組み合わせて活用できるため、自身の鍛えたい部位にアプローチしやすく、また、目的に応じて1週間のメニューが組まれているコンテンツなども便利です。

一方、トレーニング器具の充実度はジムに敵いません。本格的に体を鍛えたい人にとっては、宅トレでできるメニューに物足りなさを感じることもあるでしょう。

そんな中、欧米では、宅トレをさらに充実させる、進化したトレーニング器具が続々と登場しており、最新のトレーニング器具によって自宅でジム並みのトレーニングを楽しむ人が増えてきています。

宅トレに登場する最新トレーニングマシンや器具

宅トレに登場する最新トレーニングマシンや器具

テクノロジーによって、進化を続ける宅トレ。今注目の最新トレーニングマシンや器具について見ていきましょう。

自宅をトレーナー付きのジムに変えるフィットネスマシン

自己流のトレーニングやストレッチは、筋肉の使い方やフォームを間違ってしまうこともあり、かえって体に負担をかけてしまうことも…。最近では、ワークアウト中の体の動かし方を追跡して、適切なフォームを教えてくれる、トレーナーのようなフィットネスマシンが登場しています。

さらに、マシンの利用者同士のコミュニティに参加することで、自宅にいながらも、トレーニングに励む仲間との交流を楽しむことが可能になっています。また、マシンを通じて受けることができるトレーニングのオンラインクラスも豊富で、鍛えたい部位や自分に合った内容にアクセスすることができたり、ダンベルや心拍数モニターなどの付属器具を充実させたりできるため、本格的なトレーニングが期待できます。

初心者でも使いやすいスマート・ケトルベル

初心者でも使いやすいスマート・ケトルベル

ダンベルなど、筋トレに欠かせない、重量によってトレーニング時の負荷を上げるための器具もテクノロジーによって進化しています。

例えばケトルベル(※)は、初心者から上級者まで使いやすいトレーニング器具として人気ですが、本体のボタンひとつで重さを変更できるスマート・ケトルベルが登場。簡単に重さを調節することができ、約5~20キログラムの重さに変更が可能です。

従来、家で筋トレをする際は重量ごとにトレーニング器具を用意する必要があり、収納スペースが課題でした。重量を変更できるスマート・ケトルベルが登場したことで、1台で様々なトレーニングが可能になり、スペースが限られる自宅でもトレーニングがしやすくなりました。

また、専用アプリでトレーニング内容を自動記録できたり、100通り以上のワークアウト動画やオンラインレッスンが視聴できるアカウントが付属していたりといったメリットも。筋トレを充実させたいのであれば、このようなテクノロジーを搭載したスマート・トレーニング器具を活用してみると良いかもしれません。

※ケトルベル:ケトル(やかん)のような形をしたトレーニング器具。様々な重さがある(上記画像参照)。

家の中で楽しめるエクササイズバイク

家の中で楽しめるエクササイズバイク

ヨガやフィットネスは面倒、走るのは体力的に辛いという人も少なくないでしょう。普段運動をしない人にとって、宅トレを習慣化させることは難題かもしれませんね。しかし、健康増進や運動不足解消について「どうにかしたい」と考えるなら、トレーニングの継続は非常に大切です。

そこで、じわじわと利用者が増えているのが、自転車に乗るようにワークアウトを楽しむことができる「エクササイズバイク」です。自転車と同じ要領なので、運動が苦手な方も比較的トライしやすく、継続しやすいといったメリットがあります。

最新のエクササイズバイクには、大きなスクリーンが付いて、ワークアウトのクラスにオンラインで参加したり、トレーニング動画を見たりすることも可能です。また、セキュリティに配慮されたビデオカメラを搭載しているので、友達と会話しながらトレーニングするのも楽しいでしょう。

このほか、VRゴーグルを通して仮想空間でサイクリングができる専用コントローラーも登場しています。なんと、こちらはエアロバイクを用意する必要がありません。普段乗っている自転車に取り付け、後輪を固定した状態でセンサーを取り付けるだけで、自転車が最新のエクササイズバイクに変身します。

最新のトレーニングマシンや器具を実現するテクノロジー

最新のトレーニングマシンや器具を実現するテクノロジー

数年前までは考えられないほど、便利で楽しくなったトレーニングマシンや器具。一体どんなテクノロジーで実現しているのでしょうか。

影響を与えたテクノロジーの代表例の一つとして、センサー技術があげられます。例えば、フィットネスマシンはセンサーによってフォームをチェックし、最適な体の動かし方をサポートします。VRを活用したサイクリング専用コントローラーも、速度センサーと方向センサーによって、臨場感ある仮想空間でのサイクリングを楽しむことができます。複雑な体の動きに対応するトレーニングマシンが誕生したのも、センサー技術が進化し、正確な感知力を発揮する機器の登場があってこそと言えるでしょう。

また、AIを搭載したトレーニングマシンも登場し、最適な運動量の計算や個々人に合ったトレーニング内容の提案など、AIによるパーソナルトレーニングが実現しています。最適な運動量の計算やフォームのチェックは、これまではジムなどの専門的な場所で、専門的な知識を持つ人に指導してもらうものでした。しかし今では、テクノロジーがその役割を自宅で担ってくれるのです。

これからも進化し続ける宅トレを取り巻く環境

これからも進化し続ける宅トレを取り巻く環境

トレーニングの分野では、欧米発のマシンや器具が目を惹いてきましたが、一方で、日本においてもその開発は進んでいます。最近では、日本発のIoT筋トレマシンが、ラスベガスで開かれた世界最大級の家電見本市「CES」にて、特に優れた製品に贈られる賞「CES2020 Innovation Award」を受賞しました。IoT筋トレマシンの宅トレ活用への期待も高まっています。

新型コロナウイルス感染症の影響で、自宅時間を充実させる流れは今後しばらく続くと思われます。宅トレ需要も高まり続けると予想される今後、トレーニングとテクノロジーを融合した製品の開発は進み、様々なトレーニングマシンや器具がますます増えていくでしょう。

多様化の時代、トレーニングの手段や場所もさらに多様なものへと変わっていきそうです。進化し続ける宅トレ、自宅時間の楽しみにプラスしてみてはいかがでしょうか?

ライタープロフィール
藤岡 亜弥
藤岡 亜弥
コラム記事やセールスライティングなどを中心に、フリーライターとして活動中。どんな人にも読みやすく、飽きない文章にできるよう、読者の顔を思い浮かべながら、日々パソコンに向かっています。

藤岡 亜弥の記事一覧はこちら

RECOMMEND
オススメ情報

RANKING
ランキング