年12回の定期的な予防サービスで、健康を能動的に管理

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従来の「病気になってから治療対応を行う」という受け身の医療から、「健康なうちに病気にならない取り組みを強化する」という、一歩先行く攻めの医療を提案しているのが予防・未病・治療に関するトータルメディカルサービスを提供する「インペリアルドック」。この未来型予防サービスはAI医療ベンチャー企業の株式会社Canser Technologiesが運営しており、最新の検診、ゲノム解析、遺伝子検査など多角的に生体情報を収集し、医療機関や管理栄養士、スポーツトレーナーなどと提携して、AI×最先端予防医療を展開しています。従来の予防サービスは年に1~2回程度の定点的な措置が一般的ですが、インペリアルドックでは年12回の通年で能動的な予防サービスが話題となっています。具体的にどのようなサービスが受けられるのか、代表取締役CEOの原拓也氏に聞いてみました。
【入会初月】自宅で簡単にできる血液検査から

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インペリアルドックに入会すると、まず初月に行われるのが病院へ行かなくても自宅で手軽にできる血液検査キットでのチェック。人間の細胞約60兆個は、年齢によって差はありますが、だいたい2ヵ月前後で入れ替わります。つまり、定期的に血液で状態を把握しておくことが非常に大切な病気の予防になるのです。インペリアルドックの提供する血液検査で必要とされる血液量はわずか0.065mlのため、自分でも採血が可能。消毒した指先にランセットを押しあて、吸引機で採血するだけです。たった10分程度で終了するので、注射が苦手という方でも安心。この検査では、がんリスクのチェックを始め、栄養状態やコレステロール、血糖値、腎機能など生活習慣病を診断できるそう。検査結果は最短3日後にウェブサイト上で確認でき、自宅にいながら簡単に検査と結果確認を行うことができます。
【2ヵ月目】医師のカウンセリングでオリジナル検診メニューを決定

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2ヵ月目には血液検査の結果を受けて専門の医師によるカウンセリングを行い、会員の症状やライフスタイルに合わせたオリジナル検診メニューを決めていきます。特筆すべきは、検診で後回しにしがちな眼科や口腔の検診に力を入れているところです。眼科や口腔の検診は、白内障や歯周病、糖尿病など日常生活を脅かす病の早期発見につながるため、非常に大切な検診メニューです。いうまでもなく、早期発見は早期治療を可能にするため、インペリアルドックではこれらの取り組みを強化しているそうです。
【3ヵ月目】高精度な最新の健診を実施

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最新機器による健康診断を実施し、体内環境の徹底的な洗い出しをしていきます。
主に以下のような検診メニューがあります。
基本検診
身体計測、尿検査、心電図、便潜血検査、血液検査など基本的な健康状態を調べます。
腫瘍マーカー(10種)
がんの早期発見を目的とした血液検査を行います。
胸部検査
肺CT、肺活量などで肺がんを早期発見するために、最新機器による胸部X線検査を行います。
腹部検査
胃・大腸内視鏡CT、内臓脂肪CT、MRCP、前立腺など消化器系の疾患を検査します。
超音波検査
動脈硬化の度合いやプラークによる閉塞、甲状腺機能を調べます。
女性特有の疾患検査
従来の2Dでなく最先端機器の3Dマンモグラフィー検査、骨盤部MRIで乳がん、嚢胞、子宮筋腫、子宮内膜症など女性ならではの疾患に対するケアを行います。
がんを始め、心疾患や脳卒中、悪性リンパ腫、急性骨髄性白血病などあらゆる疾患の早期発見を可能にし、重病になる前に対処することで健康な時間の最大化を目指しています。多忙な会員様に向けて、希望者には日帰り検診も用意されているそう。個人個人の要望にも手厚くサポートしてくれるのも嬉しいところです。
【4ヵ月目】未病健診メニューで生活習慣をサポート

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健診結果をもとにした会員オリジナルの未病メニューを 一人ひとりカスタマイズできるのがインペリアルドックの特筆すべきサービスの一つ。人間の身体はそれぞれ異なるので、個々に合った未病サービスや、自分だけのオリジナルメニューが提供されるのが好評の要因です。
病を事前に防ぐためには日常における規則正しい生活が不可欠ながら、従来の健康診断では、個々の体質やライフスタイルに合わせたアドバイスをもらうのはなかなか難しいところ。ところがインペリアルドックでは、管理栄養士による食事指導を始め、専門のスポーツトレーナーから運動指導や効果的なトレーニング方法を受けられます。健康に対する正しい知識を身に付け、予防医療の根幹ともいえる食生活と運動を継続的に管理し、問題解決をし続けることで病にならない体づくりを実現します。
また、西洋医学だけでなく、東洋医学の観点からも未病にアプローチします。漢方診断の基本である「四診」のうち、脈診と舌診で体の異常なサインを読み取ります。加えてアーユルヴェーダを用いた体質診断も実施し、心と体の結びつきにおける問題点を探っていきます。専門のスタッフによるカウンセリングと実践的な指導と一緒に、東洋医学に基づいた予防・未病サービスを受けることができます。
【6ヵ月~12ヵ月目】様々な種類の最新型・人間ドック

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インペリアルドッグでは、通常の人間ドックでは対応しきれない検診をフォローするために、心臓病や動脈硬化による突然死を防ぐ「心臓・動脈硬化ドック」や、がんの早期発見に特化した「がんドック」など、疾患別のメニューも用意しています。会員一人ひとりの体調や不安に合わせた独自の検査を選択することができるのも魅力です。
会員だからこそ実現する充実のサポート体制
そのほかにもインペリアルドックでは、年間を通して会員の健康的な生活をバックアップするためのサポートサービスを行っています。例えば、検診結果により治療が必要と判断された場合や日常においての体調不良の際には、提携している病院の紹介を受けられたり、診察の待ち時間を短縮できるという嬉しいサービスもあるそうです。また、インペリアルドック専門のコンシェルジュが、会員の様々な悩みや不安に丁寧に対応し寄り添ってくれます。
ITによる体調管理の健康サポートも充実しています。心拍計や睡眠サイクル、データに基づいたオリジナルの運動トレーニングのメニューなど、会員のデータを一元管理。異常が見られた場合にはすぐに連絡があり、健康状態をチェックしてくれます。AIによる体調の見守りは、日々の生活に大きな安心感を与えてくれるでしょう。
「病で絶望する人をなくす」というミッションを実現するため、会員の生体情報を一元管理し、病気の早期発見を叶えるだけでなく、病にかからない取り組みに力を入れているインペリアルドック。入会金は330万円、月会費11万円(いずれも税込、2020年1月現在)と比較的高額なサービスではありますが、重大疾患になり治療困難になることを事前に防ぐ、「転ばぬ先の杖」として健康寿命を生き生きと延ばす投資と考えてみてはいかがでしょうか。
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【取材協力・画像提供】
株式会社Cancer Technologies インペリアルドック
ライタープロフィール

編集プロダクションを経て独立。ハリウッドスターから起業家、猟師まで述べ、5,000人以上にインタビュー。専門はエンターテイメント、女性の働き方など。30代で大病を患った経験から健康・ヘルスケアにも興味を持つ。
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